《月刊『B-maga』6月号》極私的!!注目記事No.99~コロナ禍のライブハウスとミニシアター(2020/6/23)

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皆さん、こんにちは。
月刊『B-maga』の田中です。

ようやく新型コロナ自粛が緩和され、休業要請も解除され、都道府県をまたぐ移動も解禁になりました。
…ではあるものの、諸手を挙げて喜べる状況ではありません。
東京の感染者は毎日数十人単位で出ていますし、世界には感染爆発している国がいくつもあります。
感染防止か経済か…。ワクチンや特効薬が開発されない限り、私たち人類はこの課題に向き合い続け、
模索していくことになるのでしょう。

あらゆる業種がコロナ禍に見舞われていますが、私が個人的にとても気になっているのは、
ライブハウスとミニシアターです。

3月に大阪の複数のライブハウスでクラスター連鎖が発生し、
「ライブハウスは危険」といった情報が流れ始めた直後、
東京・渋谷のライブハウスで宮藤官九郎氏が感染したことがニュースになり、
オーナーの平野悠会長が辞任するという事態に発展しました。
平野さんは「日本でライブハウスを創った男」として知られる伝説の人です。
現在のライブハウス/インディーズ隆盛の仕掛け人とも言える平野さんが
70歳を過ぎて、このような形で辞することになったことを知り、悲しく悔しい思いでいっぱいになりました。
(ちなみに、月刊『B-maga』2015年10月号に平野悠氏のインタビューを掲載しています)

一方、ミニシアターでは目立った感染の被害は出ていませんが、
緊急事態宣言による休業で、多くが閉館の危機にさらされています。
そこで、映画監督の深田晃司氏・濱口竜介が発起人になって
クラウドファンディング「ミニシアター・エイド基金」を立ち上げたところ、
1カ月で、約3万人から3億3,000万円という驚異的な金額が集まりました。
この資金は、全国118のミニシアターに分配されるということです。
昔から、忌野清志郎、ジェームス・ブラウン、ジャニス・ジョプリン等のドキュメンタリーをはじめ、
シネコンや大きな映画館では上映されない作品の数々を
ミニシアターで楽しませてもらってきた私にとって、このニュースはとても嬉しいものでした。
(ちなみに、月刊『B-maga』2016年3月号に深田晃司氏のインタビューを掲載しています)

ライブハウスもミニシアターも、音楽や映像の「萌芽」と出会える貴重な場所です。
自由な表現、文化の多様性を守る砦と言ってもいいかもしれません。
ただ、いずれも典型的な「三密」ですし、オンラインでは代替できない空間です。
この2つが、コロナ時代をどう生き抜いていくのか。
個人的に大好きな場所なだけに、今後の行方が気になって仕方ありません。

というわけで、月刊『B-maga』6月号でも連載筆者の多くが
「コロナ時代」のエンターテイメントやビジネスのあり方を模索・考察しています。
上智大学の音好宏氏、次世代メディア研究所代表の鈴木祐司氏、
メディア・ジャーナリストの猪股英紀氏、武蔵大学の兼古勝史氏、
ブランド・コンサルタントの福田淳氏、各氏が展開する解説文やコラムには、
コロナ時代を生き抜く、たくさんのヒントが盛り込まれています。

また、毎年6月号恒例のケーブルテレビ特集では、
「ケーブル次世代ビジネスの萌芽」と題して、次なるケーブルビジネスの魁を取り上げています。
入間ケーブルテレビのスマート農業(ICTVスマイル農場)、
秋田ケーブルテレビの高齢者対応リビングラボ(ALL-A)、
ジュピターテレコムのオンライン診療、
グレープ・ワンのローカル5G、
それぞれのリーダーにインタビューし、深掘りした内容をお届けしています。
また、「サービス創出をバックアップするソリューション」と題して、
ケーブルテレビ向け最新ソリューションの数々を紹介しています。


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