皆さんこんにちは。
「月刊B-maga」発行人の一瀬です。

毎年3月に入るとなんとなく気持ちが重くなります。
そう、9年前の東日本大震災を思い出してしまうからです。

あの日、当社の事務所も大きく揺れました。
頑丈で重い書棚もゆらゆらとあやうく倒れそうになり、
思わず社内にいたスタッフと2人、手で支えてしまいました。
今思えば、危ないことをしたものです。
書棚が倒れてしまったら下敷きになって大ケガをしていたところでした。

すべての交通がマヒして、都市部は帰宅困難者で溢れました。
私もトボトボと3時間半かけて自宅へ歩いて帰りました。
当時は、テレビをつけるたび恐ろしいほどの津波の映像を目にし、
その破壊力に言葉も出ませんでした。
今でも、テレビや動画などで津波の映像を目にしてしまうと、
無意識のうちに涙が出てきてしまいます。

あれから9年です。
岩手、宮城、福島に大きな被害をもたらし、
15,000人以上の尊い命が奪われ、
いまだに2,500人以上の人が行方不明のままという現実・・・。

今、こうしている間にも小さな島国である日本に、
大きな試練が次々とやってきているような気がします。
ここ数年、被害が甚大になってきている感がある台風などの自然災害、
そして終息する気配もないコロナウイルス感染症は、経済活動の根幹さえも
脅かさんばかりです。
こうした一つ一つの出来事に、きちんと対応できるよう、正しい情報をキャッチできる
目と耳と心を養っていかなければと強く思う今日この頃です。

さて、月刊B-maga3月号の特集ですが、
「有料放送の2019年を振り返る」ということで、
日本映画放送（株）、（株）ファミリー劇場、（株）WOWOWプラス各社への
インタビューのほか、有料放送の視聴可能世帯数の純増ランキング、
そして、多チャンネル加入が純増しているケーブルテレビ局からのコメントなどなど
しっかりと2019年を振り返っています!!

そして、2019年1月から12月までの主な業界の出来事をまとめた
「Satellite & Cable Industry 2019 Milestones」。

どれもこれもなかなか読みごたえありますよ。

でも、今回ぜひ読んでいただきたいのが、福田敦氏の連載「考えるメディア」。
昨年10月15日に90歳で亡くなられた、
（株）東北新社の創業者である植村伴次郎氏のことについて、
同社に新入社員として入社した福田氏が、植村氏の知られざるエピソードを紹介しています。
今回は特別に誌面を拡大して読者の皆さんにお届けしています。
是非ご一読ください。


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