《月刊『B-maga』8月号》極私的!!注目記事No.127~“食卓に笑顔に優る味はなし”(吉原ひろこ著「食べる言葉」より)(2021/8/20)

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こんにちは。経理・販売担当の一瀬(恵美子)です。

去年の5月に父が亡くなり、早一年が過ぎました。
末っ子で、父に懐いていた私はとても可愛がられて育ちました。
父との思い出は限りなく、私の心の中の本棚に仕舞われていて、
時々そっと取り出しては、読み返す、そんなことを繰り返していた一年でした。

思い出の一つに、一緒に食べた「ランチ」があります。
1980年代半ばくらいでしょうか、
大手町の企業に勤めていた父の会社で、
一年ほどアルバイトをしたことがあります。
ほとんど社食を利用していましたが、
たまに昼休みに内線で連絡をとり、1Fのロビーで待ち合わせをしました。
「何が食べたいか?」と毎回聞かれますが、向かう先はいつも決まっていました。

それはパレスホテルの地下にあったパブレストラン「IVY HOUSE」。
飲食店などほとんど知らない父が唯一知っていたお店だったと思います(笑)。
レストランの中に入ると、蝶ネクタイをしめた支配人らしき小柄な人が
腰を90度に曲げてうやうやしくお辞儀をしながら、席を案内してくれます。
その様子がちょっと可笑しくて、席に着くと必ず父とクスリと笑い合いました。

食べたものも毎回同じで、ランチ限定メニューの「カレー」でした。
その店のカレーの特徴は、なんといっても「薬味ワゴン」でした。
今でこそ珍しくないのでしょうが、
たくさんの薬味がワゴンの上にずらりと並び、
何を乗せようかと選びながら眺めるだけで楽しかった。

不思議なことにカレーの味は記憶になく(多分美味しかったはず!)
90度に腰を曲げた支配人のうやうやしさと、ホテルレストランの高級感と
色とりどりの付け合わせ、薬味の数々が
父の笑顔とともに記憶によみがえります。

というわけで月刊B-maga8月号の私のオススメ記事は、
料理研究家 吉原ひろこの「ラクールcooking」です。
吉原ひろこ先生は弊社発行の書籍「学校給食 食べ歩記」シリーズの著者でもあり
学校と家庭の食育に関する講演も数多くされています。
本誌ではアッと(@)という間に楽にクール(カッコよく)に作るレシピを紹介いただいています。
今月は「芽映え寿司」と題し、芽生えポットを利用したユニークかつ楽しい、
プチ寿司作りレシピです。

コロナ禍も二年目となり、外食の機会は滅多にありませんが
食は、誰と一緒に食べるのか、どんな話をしながら食べたのかが、
「美味しい」をより引き出すのではないでしょうか。

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