皆さん、こんにちは。
「月刊B-maga」編集部の村岡です。

日本語は、オノマトペ（擬音語・擬態語）が多いと聞きます。
「ワンワン」「コケコッコー」は代表的な擬音語ですが、
「さめざめ」と泣く、「しんしん」と冷える、
なんていう擬態語も美しくて耳に心地よいものです。

東京オリンピックに夢中になっていた私は、
あらゆる競技をテレビやネットで堪能しました。
たくさんの感動をいただきましたが、
今回初めて、その可愛らしさと魅力に心を奪われたのは
「パッカパッカ」と美しいステップを踏む、馬術の馬たち。

まだ馬術に触れていない方々は、「馬術」「退場」などの
キーワードで出てくる動画を、ぜひご覧になってみてください。
おめかしした馬たちが、白いハイソックス（？）のようなものを
履き、美容トレーニングのように高く足を上げて、
皆でゆっくり退場していくのです。とにかく可愛い！
これを見たらもう、「パッカパッカ」以外のオノマトペは
思い浮かびません。

すっかり魅了されて、馬の輸送のことまで調べてみました。
国際馬術連盟（FEI）が発信している情報によれば、
オリンピックに出場する馬たちは、貨物機で輸送されます。
ストール（個室）に入り、快適さと安全性が確保された
ビジネスクラスのような環境で過ごすそうです。
フライトの間、乾草などの軽食を楽しむことができます（笑）。

各馬は、もちろんパスポートを持っています。
そして、「牡馬は飛行機の前部に乗せ、
牝馬に注意を惹かれないようにします」とのこと。
「金メダルのためには、恋愛も我慢」というところでしょうか。

演技の正確さや美しさを競う、「馬場馬術」という競技は
「馬術のフィギュアスケート」とも呼ばれているそうです。
まさに“人馬一体”となっての演技。ところが素人目には
騎乗者が、“ただ姿勢正しく乗っているだけ”に見えるのです。
実際、馬が自ら演技しているように見える演技が、
高く評価されるのだとか。

競技を終える頃には、馬は汗だくになっています。
どの騎乗者も、最後に馬の首筋に手を伸ばし、
労うように撫でて、愛情を注ぐ様子にも胸を打たれました。

さて、月刊「B-maga」8月号の特集は、
『スポーツ専門チャンネル トップインタビュー』です。
GAORA SPORTS／（株）GAORA
J SPORTS／（株）ジェイ・スポーツ
スカイA／（株）スカイA
3社の社長に、それぞれの強み、番組制作の強化ポイント、
放送外事業への取り組みなどをお聞きしています。

また、パラリンピックは8月24日開幕。
WOWOWでは、パラアスリートに迫る
ドキュメンタリー・シリーズ『WHO I AM』の「シリーズ5」を
8月14日に放送開始する他、選手村近くの豊洲エリアに、
期間限定の関連施設をオープンしました。
『WHO I AM』プロジェクトについて、チーフプロデューサーに
心を動かされるお話をお聞きしました。
こちら、特集［関連TOPIC］ページもぜひご覧ください。

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